引用:https://rebirthinc.jp/athlete/shinsuke-sakimoto/
2025年7月、エルメスの高級バッグ「バーキン」が史上最高額で落札されたというニュースが話題になりました。
その驚くべき価格はなんと約14.7億円(858万ユーロ)。
この前代未聞の金額でバーキンを競り落としたのが、バリュエンスホールディングス株式会社の代表・嵜本晋輔(さきもと しんすけ)氏です。
でも、「この人いったい何者?」と思った方も多いのではないでしょうか?実は彼、元Jリーガーという異色の経歴を持つ実業家なのです。
元ガンバ大阪のJリーガー、21歳で引退
嵜本氏は1982年生まれ、大阪府出身。高校卒業後、**Jリーグの強豪「ガンバ大阪」**にミッドフィルダーとして入団。
しかし、プロの世界は甘くなく、わずか3年後の21歳で戦力外通告を受けて引退することになります。
「人生終わった」と感じる人も多い状況ですが、彼は違いました。
引退後、父が経営するリサイクルショップで修行を重ね、次なる道へと進んでいきます。
「なんぼや」創業から東証上場へ
2007年、25歳のときにブランド品の買取専門店「なんぼや」を立ち上げる。
2011年には**株式会社SOU(現・バリュエンスホールディングス)**を設立。
ブランド品や貴金属、時計などを取り扱うリユース業界で急成長を遂げます。
2018年には、東証マザーズ(現・グロース市場)に上場。これはJリーガー出身者として初の快挙でもありました。
史上最高額バーキンの落札は「業界の未来」への投資?
そんな嵜本氏が今回、バーキンを史上最高額で落札した背景には、自身のビジネス戦略があると見られています。
バリュエンスホールディングスでは、ブランドオークションやオンライン資産管理アプリの展開など、リユース市場を再定義するようなビジネスモデルを次々と展開中。
その中で「バーキンの価値」を証明し、ブランドの注目を高めるという狙いもあったのでしょう。
スポーツ×ビジネスの橋渡し役としても注目
さらに、嵜本氏は2021年から社会人サッカークラブ「南葛SC」の取締役にも就任。
Jリーグから引退した後も、スポーツ界との関係を絶やすことなく、「スポーツ×ビジネス」のハブ的存在としても注目を集めています。
まとめ
嵜本晋輔氏は、
- 元Jリーガー(ガンバ大阪所属)
- 21歳で現役引退→実業家へ転身
- ブランド買取事業「なんぼや」創業
- 東証上場企業・バリュエンスHDの社長
- バーキン史上最高額落札者
という異色の経歴を持つ実力派経営者です。
単なる「成金社長」ではなく、戦略的にブランド価値と市場の未来を見据えて動いている存在。
バーキンの話題をきっかけに、そのバックグラウンドに目を向けると、より深く彼の面白さが伝わってきます。



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