引用:毎日新聞
自民党の平井卓也元デジタル担当大臣が、討論番組で放った「我々、相当消し込みにいってますから」という一言が、SNS上で大炎上しています。
この発言が意味するのは「特定アカウントの削除」なのか?それとも「偽情報対策」なのか?
ネットでは「言論弾圧だ」「検閲だ」と批判が殺到し、政治的な波紋が広がっています。
問題の発言はホリエモンの番組で飛び出した
炎上の発端となったのは、2025年7月17日に配信された堀江貴文氏(ホリエモン)らが出演するネット討論番組。
番組内で、国民民主党の玉木雄一郎代表がこう問題提起しました。
「SNSでアカウントが凍結されたりBANされたりしているが、誰が判断しているのか不透明だ」
これに対して平井卓也氏は、にこやかにこう返答したのです。
「我々、相当消し込みにいってますから」
この“爆弾発言”がカットされることなくSNSで拡散され、視聴者に衝撃を与えました。
「消し込み」とは何を意味するのか?
この“消し込み”という表現が示すものに、ネットユーザーたちは敏感に反応しました。
- 「自民党がSNSアカウントを潰してるって認めたようなものでは?」
- 「これって言論弾圧じゃないの?」
- 「検閲ですよね?ここ日本ですよね?」
投稿者の中には、実際にX(旧Twitter)でアカウント停止された大型アカウントが
「これ自分のことかもしれない」
と反応している例も見られ、疑念がさらに広がっています。
そうやって私も消されたんですか? https://t.co/Dn98C5w6WY
— 一蘭 (@nBwQSzmg3qU2ysd) July 17, 2025
政府・自民党の公式説明はなし
現在のところ、平井氏の発言に対して自民党や政府からの公式な説明はありません。
また、番組内で具体的に「誰のアカウントをどう処理したのか」といった詳細も明かされていません。
ただし、背景には「選挙時の誤情報対策」や「SNSの悪質投稿への対応」といった文脈があるとされ、一部では「誤解を生む発言だったのでは」との声もあります。
とはいえ、言論の自由を保障する憲法21条に照らしても、政治家の“削除関与”発言は極めて重大です。
SNS上の怒りの声まとめ
自民党は相当、
— jurian🌸 (@juri_piyo) July 17, 2025
焦っているんでしょうね
投票日まで後2日
最後の追い込みで
やらかしたのが
・複数大型アカウントの
凍結
・大量工作アカウントの投入
どちらもバレて、
裏目に出てますね
作戦大失敗ww🤪
選挙は予想以上に
大惨敗するでしょう#滅べ自民党
実際にX上では、次のような強い批判や疑問の声が多数上がっています。
- 「何様のつもりだ」
- 「情報統制を認めた発言にしか聞こえない」
- 「民主主義の根幹を揺るがす問題」
- 「野党や国会はちゃんと追及してくれ」
一部では「この発言、テレビだったら放送事故」といった声もあり、SNSならではの“記録と拡散”によって炎上が広がる構図が見て取れます。
#自民党は国民の敵
— 井川 意高 サブアカ改め本アカ (@IkawaMototaka) July 17, 2025
はい
言論弾圧
確定! https://t.co/IUdkwSfggX
今後の影響と展開予想
① 国会での追及や説明要求が高まる
この発言が表現の自由や政治的中立性に抵触する可能性もあるとして、今後は国会で野党が追及する構えです。
参考人招致や質疑が行われる可能性も出てきました。
② SNS規制を巡る制度論議の加速
SNS規制を巡る議論は以前から進行しており、今回の発言で「政府がどこまで関与してよいのか」が改めて問われています。
匿名性の維持、収益化停止、BANの基準など、憲法学者や人権団体の参入で議論はより複雑化しそうです。
③ 市民社会からの抗議運動・可視化の動き
「検閲反対」の声が今後も高まると予想され、オンライン署名や抗議活動、SNS上での監視運動が強化される可能性もあります。
一方で、「誹謗中傷やフェイク対策の必要性もある」とする声とのバランスをどう取るかが重要です。
④ SNS運営会社の対応にも注目
XやYouTubeなど各プラットフォームが、政府要請とどう向き合うのかも焦点です。
自主規制と検閲の境界線をどう引くのか、運営ポリシーの透明化が求められています。
まとめ:これは“ジョーク”では済まされない
「我々、相当消し込みにいってますから」という言葉が本気だったとすれば、
現時点では真偽の判断はつきません。
しかし、少なくともSNSユーザーが感じている「見えない圧力」「言論の選別」が現実になっている可能性は否定できません。
今後の国会審議や政府・党の説明を待ちつつ、市民としてこの動きに目を光らせる必要がありそうです。





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